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業界ノート

鉄鋼・金属・鉱業

製造業を支える製造業。
基幹産業で働く歓びがある。

今回、テーマに取り上げたのは鉄鋼、金属、鉱業の3業界です。鉄鋼は「産業の米」と言われ、建設や自動車、造船など多くの製造業に必須の存在。鉄鋼業は鉄鉱石から製品としての鉄鋼を製造するメーカーです。これに対し金属業界では、銅やアルミニウム、マグネシウム、チタンなど、鉄以外の金属を製造。また鉱業は、地中の鉱脈・鉱石から貴金属や鉄鉱石などの金属鉱物や硫黄やリンといった非金属鉱物など、有用な資源を取り出す産業です。それぞれ対象とする物質は違いますが、日本の、そして世界の製造業にとって、必要不可欠な材料をつくりだす産業であることに違いはありません。

1. ビジネスの仕組み

それでは3業界のビジネスの概要を見てゆきましょう。一般に鉄鋼業では、鉄鉱石を原料に高炉で銑鉄をつくり、さらに銑鉄を精錬して鋼、鋼を圧延・加工して鉄鋼をつくります。巨大な設備投資が必要なうえ、スケール・メリットも活かしやすいので、世界では合併や経営統合による大型再編が趨勢。一方、日本の鉄鋼業界は製品の質の高さがストロングポイントで、例えば自動車メーカーが使用する高級鋼材は日本企業の独壇場となっています。また、少ない燃料で製品を製造する技術も優秀で、環境負荷の軽減でもリードしています。
金属業界が扱うのは、アルミニウムなどの軽金属、鉛などのベースメタル、ニッケルなどのレアメタル、金・銀などの貴金属です。日本では原料となる鉱石を海外から輸入し、精錬所で地金を生産していますが、最近では自社で鉱山を保有する動きも活発に。また廃家電からレアメタルなどを取り出す動きは「都市鉱山」として注目を集めています。
最後に鉱業ですが、鉱業の取扱製品には前述の金属鉱物や非金属鉱物に加え、石油や石炭、天然ガス、近年注目を集めるシェールガスなどが含まれます。日本は、ほとんどの鉱物資源を海外に依存しているため、鉱業業界では海外での鉱山開発に参加したり自主開発を行たりすることで安定供給に努めています。

2. 主な職種と︎役割

3業界は扱う製品は違いますが、職種には類似したものが多く見られます。もちろん他の業界と同様、経理や人事、総務などのバックオフィス業務も欠かすことはできませんが、ここでは3業界に共通する職種をご紹介します。

資材調達:製品の材料となる鉱物などを、国内および世界各国から調達してくる仕事です。品質や価格、為替など様々な考慮条件があります。

生産管理:製作現場におけるコストや品質、納期を管理し、効率を重視した生産ラインのコントロールを行います。

基礎研究:長期的な視点に立ちつつ、将来のブレイクスルーにつながるような技術の開発に努めます。

営業:顧客企業に対して自社製品の提案・販売を行います。グローバルに展開する顧客も多いため、世界を相手にする仕事になるケースも多いようです。

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