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業界ノート

飲料

誰でも知るブランドが競い合う。
コンシューマービジネスの醍醐味が味わえる。

コンビニの商品棚や街角の自販機、居酒屋での乾杯。私たちは毎日、飲料業界の商品に触れています。またテレビCMなどの広告で目立つことの多い業界でもあります。少し詳しく見ると、飲料はビール・アルコール飲料、乳飲料、清涼飲料、健康飲料、コーヒーなどに分類されることがわかるはずです。人口の減少にともない国内市場は全体として縮小傾向にありますが、消費者の健康意識の高まりによるトクホや低カロリー・低糖商品の普及を背景に、各メーカーは新分野でも美味しさや機能を競い合っています。またM&Aなどを通じて、海外への進出に力を入れているメーカーも少なくありません。

1. ビジネスの仕組み

日本における飲料市場はアルコール類が3兆6,054億円、ノンアルコール類が4兆9,350億円と推測されています*。ともに巨大な市場ですが、多くの商品が覇権を競う厳しい市場でもあります。
一般に飲料メーカーは、消費者に対して自社の商品をスーパーやコンビニ、駅の売店や自動販売機を通じて販売します。じつはこれらの流通経路を確保するには、営業力はもちろん、マーケティング力、ブランド力などの総合的なパワーが必要で、現場ではコンビニの陳列棚一列をめぐって激しい鞘当てが行われています。また嗜好性の高い商品だけに、シーズンごとの商品の入れ替えが激しいことも特徴の一つ。お店で「なんか面白そうなドリンクが出てるな」と感じることも多いと思いますが、その裏には地道な調査や開発の繰り返しがあります。
このような激しい競争や市場規模の停滞を受けて、近年、飲料メーカーの中には積極的な海外進出に取り組む例が少なくありません。アジア諸国における中産階級の誕生や世界的な健康志向また日本食ブームなど、後押しする条件も揃っており、今後の展開に期待が集まります。

*矢野経済研究所「飲料市場に関する調査結果 2015」および「酒類市場に関する調査結果 2015」による。

2. 主な職種と︎役割

飲料業界はいわゆるメーカーであり、製造に関係する職種が求められるのは当然ですが、他の業界と同様、経理や人事、総務などのバックオフィス業務は飲料業界でも欠かすことはできません。ここではその役割が特徴的だと思われる一部職種を抜粋してご紹介します。

研究:他社と差別化できる自社技術を磨き、有力な新製品の開発へと結びつけてゆく仕事です。学生時代の専門知識を活かすチャンスもあり得ます。

生産:飲料という高い安全性が求められる生産現場においてラインを管理し、保守・点検を実施。場合によっては新設備の導入を計画・実行してゆきます。

営業:コンビニやスーパー、ドラッグストアなどの量販店、さらに商品を提供してくれる飲食店などを中心に営業活動や売り場提案を行います。

マーケティング:製品の市場導入に際して、競合製品に打ち勝つマーケティング戦略を立案し、各種の販売促進業務を実行してゆきます。

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