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業界ノート

総合商社

「価値を作ること」なんでもあり?

商社にしかできないことの一つに「地球規模でサプライチェーンを作り、ビジネスを生み出す」ことがあります。誤解を恐れずに言うと「素材を調達して、加工して、運んで、売る」こと。これはとても大掛かりで難しいんです。良い素材が地球のどこにあるか知らなければならないし、そのための人脈や専門知識も必要です。世の中のいろんな商品が世に出るための始まりから終わりまで、総合商社はあらゆる工程で「ヒト」や「カネ」、「情報」を駆使し、最終製品の価値を向上させ、強いビジネスを創り出します。

1. ビジネスの仕組み

トレーディングビジネス
「売り手」と「買い手」の間を「仲介」し、報酬として手数料を得る商売をトレーディングと言います。例えば、「売り手」である中東産油国に、日本の石油化学メーカーを「買い手」として紹介します。両者の取引が見事合意すれば、「仲介」した手数料として取引額の数パーセントを頂く。これがトレーディングと呼ばれる、商社の基本ビジネスです。

事業投資
トレーディングのノウハウを生かし、事業投資というビジネスも総合商社は手掛けます。簡単に言ってしまえば、①有望な企業に投資する。②その企業を成長・発展させる。③その企業の利益配分を得る。ということ。
投資先の企業を必ず成長させるための一つの工夫として、投資先同士をつなげて「ビジネスの流れ」を作り出すことにあります。例えば、投資先である養鶏場の鶏肉を、同じく投資先である食品加工メーカーに卸す。そこで加工されたフライドチキンをまた投資先のコンビニに卸す。このようにビジネスの川上から川下まで投資先の会社同士で繋ぎ、新たな商流を築くことで、安定した成長を実現させます。

2. 業務の特徴

入社後、「ビジネスを生み出すプロデューサー」としてのスキルを積み上げていきます。一般社会、関係企業、そして自分たち、すべての関係者がWin-Winになるようなビジネスを考えて、交渉をまとめて、実行を担保するのがミッションです。
まず中長期にわたる社会的なニーズを読み解き、成功の仕組みを考える。そのためには、まずその業界や商品に対する深い知識が必要です。さらに、膨大な関係者との交渉をまとめ上げるための人脈も重要になります。そういった意味もあって、一度〇〇担当(例えば、鉄鉱石担当、自動車担当、水担当など)というジャンルが決まった後は、その道のスペシャリストとなることが多いようです。

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