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業界ノート

旅行

旅の楽しさを演出する。
その喜びを日本でも、世界でも。

「爆買い」の流行語が象徴するように、ここ数年、訪日外国人旅行者の数が急増しています。2000年に476万人だった外国人旅行者は、2012年から増加し2015年には2,000万人に迫るほどに。背景には、円安に加えて旅行業界と政府が一体となって展開した訪日プロモーション「ビジット・ジャパン事業」の効果、さらに富士山の世界遺産登録など様々な要因が考えられます。このようなインバウンド(訪日)需要の高まりに対し、日本人が外国を旅行するアウトバウンドは、波はあるものの毎年1,500万人から1,800万人の間で安定的に推移。今後の旅行業界は、インバウンドとアウトバウンドをバランス良く拡大させるツーウェイ・ツーリズムが主流になると言われています。

1. ビジネスの仕組み

旅行業界は、取り扱うことのできる旅行の内容によって、第一種、第二種、第三種に区分されます。第一種は海外・国内パッケージツアーの主催と海外・国内旅行の販売が可能。第二種は国内パッケージツアーの主催と海外・国内旅行の販売ができます。第三種の場合、海外・国内旅行の販売のみが可能です。
旅行業界をその役割から分類する方法もあります。一般の消費者に向けて旅行商品を販売する会社はリテーラーで、いわば旅行の小売店です。商品を企画、パッケージ化し、リテーラーに向けて販売する会社がホールセラー。航空会社から航空券、ホテルから部屋を仕入れるなどして、一つの旅行商品として仕上げるのが役割です。大手旅行会社の多くは両方の機能を有していますが、航空会社系の中にはホールセラーに特化している例もあります。
また旅行会社の委託を受けて現地での手配を行うツアーオペレーターという業務もあります。現地を知り尽くしているため、有力なツアーオペレーターが自らツアーを企画しホールセラーに売り込む例も多いようです。

2. 主な職種と︎役割

旅行業界では志望する会社が何を得意とするかによって担当できる職種に差があります。例えばホールセラーに特化した旅行会社なら商品の企画や仕入れ、法人営業が主となるでしょう。また添乗員(ツアーコンダクター)などは、専門の派遣会社を活用し自社で雇用しないケースもあるので事前の調査が大切です。ここでは旅行業界大手の一般的な職種について記してゆきます。

カウンターセールス:店舗においてパッケージツアーや航空券などの販売を行う職種です。顧客のニーズを販売へ結びつけるコンサル能力が求められます。

アウトセールス:企業や学校などの大口顧客を訪問し、職場旅行や修学旅行と言ったいわゆる団体旅行のセールスを行う職種です。

ツアープランニング:自社主催のパッケージツアーの企画を行う職種。ホールセール部門の基幹業務で、優れたマーケティング能力が必要です。

仕入れ・手配:仕入れは航空機の座席やホテルの部屋の供給、手配は観光バスや食事、ガイドなどの供給のこと。旅行商品の素材を確保する仕事です。

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