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業界ノート

証券

鍛えられた頭脳と理論が可能にする、未来予想図。

証券業界と聞いて、あなたはどんなイメージを持つでしょうか。その昔、証券会社で働く人は、いわゆるモーレツ社員の典型と言われてきました。仕事がハードでノルマもきつい一方、報酬は潤沢。例えばバブル期には、ボーナスを入れた封筒が「立つ」とまで噂されました(とても分厚いので、立てても封筒が倒れないのです)。時代が移った今、業界の雰囲気も変わってきてはいますが、それでも数字で判断し、成果を重視する企業が多いことに変わりはありません。与えられた仕事をこなすだけでなく、経済情報や金融の専門知識を自ら進んで学び向上していく…そんな積極的な姿勢が求められる業界です。

1. ビジネスの仕組み

日本証券業協会の分類によると、証券会社の業務は4つに分けることができます。投資家からの注文を受けて株式や債券の売買を行う<ブローカー業務>、一般投資家と同じように証券会社が自らの資金で売買を行う<ディーラー業務>、株式や債券を発行会社から引き受ける<アンダーライター業務>、そして多くの投資家に向けて株式や債券の買い入れを勧誘する<セリング業務>です。
また証券各社はその成り立ちや規模などによっても分類が可能です。わかりやすい例は、店舗型証券会社とネット証券。リアル店舗を拠点に営業担当の能力を活かして顧客を獲得する店舗型証券会社に対して、ネット証券はオンライン取引に特化し割安な手数料で集客を行っています。
またリテールから投資銀行業務までフルサービスを提供する5大証券会社や規模はやや小さいものの同じようにフルサービスを提供する準大手証券3社、リテールを得意とする中堅証券7社、地域や業種に強みを持つ中小証券と言った分け方もあり、就活の際は各社の性格をきちんと把握することが大切になります。

※5大証券会社:野村證券、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJ証券ホールディングス
準大手3社:岡三証券、東海東京証券、SMBCフレンド証券
中堅7社:藍澤證券、いちよし証券、岩井コスモ証券、極東証券、東洋証券、丸三証券、水戸証券

2. 主な職種と︎役割

証券業界の職種は前項で述べた4つの業務と密接に関連しています。また当然ながら他の業界と同様、経理や人事、総務などのバックオフィス業務も欠かすことはできません。それらに留意しながら、ここでは証券業界に特徴的な職種をご紹介します。

リテール:個人投資家に対して株式や債券の販売営業を行います。1746兆円*に達した日本の家計資産と市場を結び、経済活動を活性化する仕事です。

インベストメント・バンカー:顧客企業の資金調達やM&Aなどのニーズを、専門的知識を活用しつつ、パートナーとして解決に導く仕事です。

アナリスト:個別企業の財務状況や業績の見通しから経済全般や金融市場の動向まで、様々な調査・分析を行って投資家や企業の資産運用に役立つ情報を提供します。

ディーラー:株式、債券、外国為替などを、市場の値動きを見ながら最適なタイミングで売買する仕事。瞬時の判断で大きな金額を動かします。

*日本銀行「2016年第2四半期 資金循環の日米比較」より

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